大宇陀ちくちく所

衣服・小物のお繕い ダーニング 奥大和にある針仕事の小さなお店

このしみ あのほつれ

染み、汚れ、ほつれ、穴、破けてるところ。

使い込んだ生地の風合い、良い味わいのしみやほつれに出会うと思わずうれしくなります。

だから、このしみ、あのほつれを直しすぎず、活かすような繕いがしたくなります。

使い続けるために必要なところは補強したり、隠したりしつつ、いい感じに古いところと新しいところが共存したらいいなと思います。

 

さまざまな繕いものと出会うのが楽しみです。

こんなダーニングはどうでしょう?というネタをいくつか集めてみましたので、よかったらご参照ください。

 

  • 衿、袖口の汚れ

人によると思いますが、ちくちくの家はここがすぐ汚れます。シャツのほかの部分はきれいなのに、何故にここだけ、とよく悔しい思いをしています。

洗濯しても落ちなくなったら、ダーニングで隠してしまいます。方法としては、ステッチを何列か入れるか、上からあて布をします。ステッチだと、すべての汚れを隠すことはできないけどシャツの雰囲気をあまり変えずに済みます。あて布はかなり隠せますが、イメージが変わるのでイメチェンを楽しみたい時はとてもいいです。

 

  •  デニム

デニムはダーニングがとてもよく似合う素材だと思っています。楽しい作業なので、家でもデニムが破けると「しめたっ!」と心の中でほくそえんでいます。

デニムはよく動かす部分の生地が老朽化していることが多いと思います。その老朽化の雰囲気を壊さないように生地を補強します。方法としては、裏からあて布をして表側から縫っていきます。刺し子の雰囲気です。また、ポケットの入り口やすその破けにステッチを入れると破けが広がりにくくなります。使う糸で出来上がりの印象が変わるので、使い分けが楽しいです。

 

  • アウトドアメーカーのウェア

トレッキングパンツ、パーカー、ダウンジャケット。シャカシャカした素材のウェア、ダーニングできるの?はい、できるんです。むしろダーニングしてほしいアイテムです。

アウトドアウェアは機能的なものだからシュッとしたデザインが多くて、ローテク好きの私なんかは物足りなく感じる時があります。そこでちょっとした穴、破れ、汚れに超ローテクのダーニングを施すと、機能性に「遊び」が加わってなんともいい感じに。股だとか、目立たせたくない部分は、目立たないお繕いを。穴や破れは放置すると生地の傷みが進行するから、早めのダーニングがお勧めです。アウトドアウェア、高いものですしね。

 

  • なんとなく今のセンスにあわなくなったもの

センスって変わりますよね。人間だもの。今のセンスじゃないから使ってないけど、思い入れがあって捨ててない。そんな品があったらダーニング試してほしいです。

「20年前はリッチなものが好きだったけど、今は自然派だから、高級感溢れるこのスカーフはセンスに合わない」とか、「10年前はポップなものが好きだったけど、今はもっと落ち着いたものを身に着けたい」そういうセンスの変化、あると思います。

この場合、ダーニングに向くのはシルエット問題を持たない小物類です。マフラー、スカーフ、バッグなど。今の自分に合っている布地や糸を「自由に」選ぶのがポイントだと思います。好きな色や柄を足していくとまた使いたくなってくるから面白いです。

2021.09.21 Tuesday